α55はどうなんだろう

この間の全日本ジムカーナ選手権、選手のマシンコントロール技術の高さに舌を巻きながらも、
撮影対象としても撮り甲斐のある被写体となりえる競技だなぁ、なんて思いながら撮ってきた。
で、α550とα700両方持って行ったんだけど、やっぱり連写に対してAFの追従がいいα550がメイン機に。
それでも、やっぱり撮りこぼしが多い、というか秒5コマだと動きが追いきれない。例えば下の例。

AFモードはコンティニュアスAF、フォーカスエリアは中央、連写は通常の高速撮影。
ジムカーナではよくあるレイアウトの180度ターン。
ブレーキングからターンイン→リアのスライドによる急旋回→旋回収束しつつ立ち上がり。
となるんだけど、見ての通り急旋回のところでの連写が追いついてない。


この部分が高速撮影を売りとした新型のα55だったら撮れるのかどうかは気になるところ。
α550にも速度優先連続撮影というモードはあるんだけど、AF、AEは1枚目の時点で固定なんで、
置きピンで撮れる被写体ならいざ知らず、正直なところ速い速度で向きが変わるマシンには使えない。
α55の連写は『トランスルーセントミラーテクノロジー』という透過ミラーを使って常時AFが可能。
【『連続撮影優先AEモード』でのAF-C時には絞りが3.5、開放絞りが3.5以上のレンズでは開放値に制御される】
という制約はあるものの、秒10コマの高速連写なら急旋回シーンも押さえられるのかな、と。
ただ、その場合絞りの自由度はなくて、絞れない分シャッタースピードが上がるのは当然な訳で、
被写体を写し止めるという面ではOKかもしれないけど、せっかくマシンをカッチリ撮れても、
回ってるはずのタイヤの動きが完全に止まってしまうと躍動感は失われてしまうだろうなぁ。


まぁ、これについては連続撮影優先AEモードでもAF-C以外を選べば任意のシャッタースピード
絞りも選択できるから上の問題は気にならないとしても、それだとピント追わないよね、きっと。
秒6コマの通常連写ならAF-Cが使えるけど、でもそれだとα550の秒5コマとほとんど変わらないんだよなぁ。
でも、α55になって飛躍的に向上したAF-Cの追従性能には目を見張るものがあるんだよなぁ・・。
実際、上の写真でも縮小されちゃって全然分からないけどピント来てないのもあるから、
そういう意味ではピント精度の向上もしてくれてたらα55もいいかもしれない、と悩むね。
まだしばらくはいろんな意味で使い勝手のいいα550に現役で頑張ってもらうつもりだけど、
こう高機能な新型と比べると今更ながらα700を買った意味があったのかな?と思うところもあったり^^;