W61Sカメラテスト

W61SCyber-shotの名を冠するだけに、カメラ機能を前面に押し出したケータイ。
511万画素、光学3倍ズーム、高感度、LEDフラッシュ、3cmマクロという性能は感覚として3年前くらいのコンデジに近いかな?
大須までメモリーカードを買いに行ったついでに撮影テストしてみた。
早速microSDを購入してセット。A-Dataの2GBで790円とか安過ぎる。ちなみにCFもA-Data製の2GBを2590円でGET。安くなったなぁ。


カメラは起動ボタンを押してから約5秒で撮影可能に。速写性は求めちゃダメか。
起動後、1分経過でカメラ機能は自動OFF。撮り歩きにも向かない。せっかちな人には向いてないなw
でも、これはいいなと思ったのがシャッターボタン。
シャッター半押しのクリック感も掴みやすくて撮りやすそうだなと思ったんだけど、素材はアルミなんだねコレ。
開発陣インタビューより
「シャッターキーも通常は蒸着塗装を施したものが多いですが、W61Sはアルミを削り出して、デザイナーからの要望でスピン目を入れています。」
デジタル一眼レフのシャッターボタンですらプラスチック製のモノもあるのに、これはポイント高い。
こういうのって所有満足度につながるんだよね。


さて、ここに挙げるのはW61Sで撮って出しのJPEGで、リサイズのみの写真。



道端に咲いていた花。色は実際の色よりも鮮やかな感じに写るかな。



アーケードの飾りを撮ってみた。暗かったんで露出補正+0.7で。



大須観音にて。後でExifを見てみたらSS1/15、F3、ISO160だったけど、このSSでもぶれてないのは手ぶれ補正のおかげか。



アーケードの看板。逆光だけど露出補正無しでもちゃんと写るのはいい意味で予想外。


しっかり撮ろう!という気持ちじゃなく気軽に、適当にパシャパシャ撮ってみたけど*1、その割には良く写る。
それだけに細かいところで気になってしまう点がちらほら。
絞りもシャッタースピードも調節できないのはお手軽コンデジとて同じ。でもISOくらいは設定できるようにしてほしかったかな。
高感度設定もあるにはあるけど、1Mと0.3Mでしか撮れないし、シーンセレクションも夜景モードと暗闇モードのどちらかに固定される。
露出補正は上部キーで-2.0〜+2.0まで可能なんだけど、キーの大きさが小さくて押しにくいし、位置が悪すぎる。
写真をしっかり撮るなら露出補正は大事な要素なんだから、露出補正ボタンは操作しやすい一等地に置くべきだと思う。
それこそフラッシュのON/OFFやマクロの切り替えのカーソルキーと場所を入れ替えたいくらい。


でもこれは苦言と言うよりも、これだけしっかり写るだけに惜しいという気持ちのほうが強い。ちょっと期待しすぎたのかもしれない。
でもまぁ、ケータイのカメラ機能がデジカメ顔負けの優れものになったら、それこそデジカメが売れなくなるかw
ケータイのカメラ機能としては及第点をあげてもいいんじゃ無いかな、と思う。
なによりもW61Sを持っていればコンデジを持ってない時でも必要にして充分以上の写真が撮れるというのは心強い。

*1:条件的には少し意地悪な撮り方をしたけどw